『矢野祭り』 行ってきました

2013.02.06レピッシュ・音楽関係

 昨年メジャーデビュー25周年を迎えた、国内スカコア・ミクスチャー系・草分けロックバンド(?)『レピッシュ』。昨年はアニーバーサリーイヤーならではのユニークなライヴの数々、そしてニューアルバム発売と盛りだくさんの一年で、メンバーの厚意に甘えて、ライヴは殆ど見せて貰うことが叶いましたし、ギター恭一の『Dominators(ドミネーターズ)』、ヴォーカル MAGUMIの『Breathless(ブレスレス)』に至るまで、抑えるべき関連のライヴまで殆ど見ました。

 また、セルフカバー+新曲という面白い構成となったレピッシュのニューアルバム『カルデラ』では、私と故・上田現が30年前に共作した懐かしの『MAD GIRLS』という珍曲(?)も収めて頂き、私にとって若き日の古巣である愛すべきレピッシュの成熟と、おそらくずっと変わらないメンバーの愚直さ、男らしさに触れられた、感慨ひとしおの一年となりました。

 昨年末に恭一、MAGUMI各々のライヴを見納めた後、今年に入ってMAGUMI & The Breathless(ブレスレス)を見て、先週末には先代ドラマー、ユキヨシが抜けた後、永くレピッシュのサポートを務め、杉本恭一 & The Dominatorsでも剛腕を振るった名ドラマー、矢野一成さんをメインフィーチャーした『矢野祭り』を見てきました。これは矢野さんがしばし郷里福岡に戻ることになったため、東京における彼の音楽活動の一区切りという意味合いで、ゆかりのミュージシャン達によるライヴが行われたものです。

 矢野さんのメインバンドである、『MOON・BEAM』、恭一がギターを務める『扇愛奈とザ・セクターズ』、そして『杉本恭一&The Dominators(ドミネーターズ)』からなる概ね3部構成で、ドラムは全て矢野さん。ドミネーターズの最初に2曲ではレピッシュ/ブレスレスのヴォーカル、MAGUMI も飛び入りし、レピッシュの人気曲も2曲披露されました。リハから最後のアンコールまで、その日、実に8時間を叩き切った矢野さんは、終始実に幸せそうな表情を浮かべていました。

 会場となった下北沢のライヴハウス『スタジオ251』は、前例がない程の大入りで、しかもお客様の全ては矢野さんの新たな門出を祝福する為にそこにいました。こんなに幸福なバンドマン人生もなかなかないと思います。

 毎度のことながら、九州男児が多数を占めるレピッシュ系の打ち上げでは、皆さん半端ではなくお酒が強いので、調子に乗って一緒に呑んでいると確実に二日酔いになります……。ので自制したつもりだったのですが、結局結構呑んでしまいました…。

 写真:左から、杉本恭一、不肖ワタクシ山田、矢野一成、MAGUMI(以上、敬称略)であります。

 矢野さん、お元気で! また必ずお会いしましょう!

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