第51回 『全日本ホビーショー(2011年度)』 レポ No.03

2011.10.17モデルカー新着情報

 幕張でのホビーショー・レポート3回目のお題は『京商』さんです。R/Cモデルの老舗であるだけでなく、ここ20年程は海外の様々なブランドのミニチュアモデルの輸入販売、自社ブランドによるダイキャストカーの展開と、ホビー業界を牽引してきた印象がありますね。

 今年の京商さん、特にダイキャスト系チームさんが最も傾注していらしたのが、1/43スケールのハイパフォーマンス・スロットカーとして発売前から内外で話題騒然のDslot43でしょう。かの1/43スケールR/Cカー“Dnano”のノウハウが投入されたシャシーのメカニズムは新次元のスロットカー。その体験走行は連日大人気だったようです。

 ホームコースセットもリリースされます。クルマは別売りですが、クルマを2台収容できるスペースも用意されたパッケージングとなっています。しかもこのセット1万円代ですからかなりお買い得。しかも他社製1/32スロットカーもモチロン走行可能です!右はKTCとのコラボアイテムであるDslot43用の小さなキャリング・ツールボックス。小さくて洒落ています。

 各国のいろんなブランドのミニチュアモデル新製品が展示されています。ポールズモデルアート(ミニチャンプス)とマテル(ホットウィール)のコレクターラインが京商さん取扱いの筆頭ブランドです。この2ブランドは、コンペティター(例えばスパークなど)を見習って、日本市場の正規輸入元である京商さんの意見をもっと取り入れ、製品開発に生かすべきだと思います。特にドイツ。 例えばニュル24時間のモデルなんて日本では全く人気ない。もっと各国の輸入元さんやショップさんのことを考えた商品を作るべきだと思います! その点、京商さん自らが展開する自社製品はカッコいいのがずらりです! 一番目をうばれたのは1/12スケールのライムグリーンのミウラ!いい色でした。

 1/43ではランチア・ストラトスGr.5のオリジナルカラーバリエーション、面白い企画です。こういうのアリだと思います。実際ホイールの色を含めてマルボロ・カラーなんかより全然カッコいいですよ。そして個人的に刺さったのはコレ。KE009。1977日本GPのあと、ヨーロッパ参戦を目論んでテストを実施していた時期のバリエーションも企画されているみたいですね。ケケ・ロズベルグがわざわざ富士にきてテストしたんですからね…。皆本当に期待したマシーンでした。

まだまだ続きますよ!


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