ヴィンテージ・スロットカーの『タルガフローリオ』

2011.08.01スロット・レーシング

 こんな時勢ではありますが、たまには趣味にどっぷり触れる一日があっても良いでしょう。そう、自分に言い聞かせて、毎月参加しているヴィンテージ・スロットカーのミーティングに行ってきました。

 このミーティングは毎回10名ほどの参加者が思い思いのモデルを持ち込んで自由に走れるのが良いところ。ちなみに場所はリンドバーグレースウェイで、毎回コースを開店前の3時間貸し切って楽しんでいます。

 今回のテーマはタルガでしたので、私はCOXのDinoracha(IFCシャシーのDino)で参加しました。周囲はレベルやタミヤ、学研などのクルマでしたので、圧倒的に軽いIFCシャシーは有利とも思えますが、あにはからんや、必ずしもそうでないところがスロットカーの奥深さです。

 軽すぎてコースの一部ではスロットから浮いており、計測ポイントでも浮いて周回がカウントされなかったりとかしますし、ギア比にもよるのでしょうが、基本走りがピーキーなので、ちょっと気を抜くとすぐに飛んでってしまいます。

 おまけに本来IFCシャシーならモーターはNASCARスペックが標準ですが、今回はノーマルのFT-16Dでしたので、36D勢力には根本的に動力性能で圧倒的に劣っていました。

 でもま、そんな話はどうでも良くて、ついでに結果もどうでも良くて、古いスロットカーを同好の士と走らせるのは最高に楽しいひと時なのです。何物にも代えがたい時間です。

 画像は今回目に留まった素敵な1台。国内スロット・レーシング界で最も速い男の一人、柴田氏のタミヤ製ローラT70です。ホイールは『スピードライフ』製。ゼッケンサークルをわざと大きくして、1960年代のスロットカーの風情を狙ったフィニッシュがとてもカッコよいです。

 


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