タミヤ1/24スロットカー『ローラT70』レストア

2011.08.01スロット・レーシング

 昨年秋、趣味と仕事の先輩である丸餅博士が『モデル・カーズ』誌で古いスロットカーの記事を掲載なさった折り、読者の方から編集部宛に小荷物が送られてきました。

 皆で開梱してみると中から出てきたのは古いスロットカー2台とコントローラー。お送りくださった読者の方に丸餅博士がご連絡してみると、『差し上げますので、編集部で有効にご活用ください』との有り難いお言葉!

 で、編集部に出入りしている私、ヤマダマが趣味で古いスロットカーをいじっております関係で、メンテナンス担当として、その貴重なブツをお預かりしてきました。

 まずはタミヤ製1/24の『ローラ T70』です。取り敢えずシャシー全体をクリーンナップして、完全に硬化してひび割れたリアタイヤの交換。リンドバーグ・レースウェイの伴野さんにお願いして現代のスポンジ・タイヤに履き替えました。

 これで大体走るだろう、と軽く見ていたのですが、走らせてみたところ物凄いロードノイズ。『ご~!が~!』と、すさまじい音です。

 当然シャシーの何処かが路面に干渉していると思いきや、どこも干渉していない…。不思議に思ってチェックしてみると、なんとこれまた完全に硬化している前輪タイヤのロードノイズであることが判明。

 で、これは内径の合うシリコンの複製品を『モデルガレージ・クゲヌマ』の鳥居さんのお世話で取り寄せ。ちなみに硬化した古タイヤは、外そうとしたところ、バリバリに割れました…。

 取り寄せたシリコン製タイヤをフロントホイールに装着し、ボディと干渉しないようにボール盤で削り込み。これで漸く足回りのリフレッシュ完了です。

 さっそく試走させてみたところ、COXに比べて重量感のある車体を36Dの太いトルクが心地よく引っ張って行く感じ。いい走りっぷりです。これからはヴィンテージ・スロットカーのミーティングには、必ずこの編集部ワークス・マシーンを持ちこみます!


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