ケンクラフトTさんの COXシャパラル2E

2011.08.01スロット・レーシング

 一昨日、久しぶりにリンドバーグ・レースウェイに行ってきました。今回のメインは自分のモノではなく、友人というか趣味の世界の大先輩である「ケンクラフト」のTさんからお預かりしていたクルマ。車種はCOXのシャパラル2Eです。シャシーはIFC(イソフルクラム)、モーターはFT-16Dの NASCAR、ボディはポリプロピレン製なのでRTR仕様ですが、ホイールは5本スポークのキット仕様のものが後輪にのみ着いた折衷仕様。

 ケンクラフトさんと言えば今や建機模型の専門店ですが、かつてはアメリカ的な模型ならなんでもござれのマニアックなスペシャルショップで、古いスロットカーも当然お取扱いがありました。またTさんご自身も、世代的に1960年代スロットカー・ブームの洗礼を受けており、COXというメーカーには並々ならぬ憧憬と敬意をお持ちのようです。

 で、俺が古いスロットカーで遊んでいるのを知ったTさんから”取り敢えず走るように、そして例のフリッパーがちゃんと動くように調整だけしておいて”とお預かりしたのがこの2Eなのです。

 まずはタイヤ。後輪のスポンジは かぴかぴになっていましたが、タイヤ・クリーナーをたっぷり染み込ませて揉んでやったところ、簡単に息を吹き返しましたので、テスト走行。ノープロブレムでした。この2E、ボディの左右サイドカウルとウイングがレジン製リプロダクション・パーツになっていましたので、オリジナルより多少重いはずですが、逆に安定感があって走らせ易い印象です。

 次いでフリッパーの可動確認。この2Eはフリッパーの可動ギミックが全てと言っても良いモデルですが、きちんと視認できるように調整するのは意外に難しいです。フリッパーを動かす針金のステーを少し曲げたりするのですが、個体ごとにモーターとのリンク具合や動きのスムーズさが異なるので、しばらく走らせて様子を見つつ、自分の好みで針金を調整してやります…。取りあえずTさんはハッキリ視認できることをお望みだろうと想像して、セッティングしておきました。

 ついでに持ち込んだ自分の2Eと記念撮影。手前がTさんの、奥が自分のです。ちなみにTさんの2Eは調整中ゆえ、ウインドシールドやドライバー・フィギュアなどは外した状態です。


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