マンクス 納車!

2017.12.29バギー

ムーンアイズのイベントも無事終了、残念ながらアワードを頂けたわけでもありませんが、協力してくれた仲間との打ち上げ的な意味合いもありましたし、ブースに尋ねてきてくれた旧知のお友達と久々に話せたり、SNSでしかお付き合いの無かった方々にも実際にお会いできるなどなど、エントリーしてみて本当に良かったと思います!

皆さん、本当にありがとうございました!

バギーの仕上がりについての意見や感想も、ご覧になった方からいろいろお聞きすることができて、それも良かったです。とはいえ改めて思ったのは、自分のクルマは自分が納得できていればその状態がベストだということです。あとは信頼できる方からのアドバイスを頂いた場合は、更に良く出来る可能性として、そのアイディアをキープしておくというのが私のスタイルなんだろうな~と思っております、ハイ。

とりわけ一番いろんな意見をお聞き出来たのが、リアのポジティブ・キャンバーについてですが、これは自分的には「アリ」だと思っています。ベースのビートル自体が停止時はポジティブでトラクションがかかると沈んで行くし、そもそも初期のメイヤーズ・マンクスも、リアタイヤが極端に太い場合を除いて概ねポジキャンです。

ポジティブ・キャンバーと同時にリアのトレッドについても、いろんな意見をお聞きできました。もう少しだけ外に出せば? という意見は大変もっともなのですが、実は現状でもけっこうツライチで、走行時のバランスはジャストだと思います。 更に言うなら、実はリアを拡げるよりは、ケーズ下村さんとしては、寧ろフロントを少し狭くしたい、とのこと。ディスクをクリアする為にスペーサーを入れているので、その分をアクスルで調整できれば。。ということです。

何はともあれ、取り敢えずこの状態で楽しみたいと思いますです!

で、ショーに出た後のマンクス君、いったんケーズ・コレクションさんに戻って最終調整をして頂き、年末も押し迫った2017年12月20日、遂に納車となりました!

本当は幌も年内にやって頂こうと思っていましたが、自分でアメリカ製のビキニカウルを手配したところ、その納品が来年1月末になるということだったので、取り敢えず納車だけは年内に済ますことにしたのです。

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上:納車の日。ケーズさんに受け取りに行きました。
マンクスはビニールカバーを剥がされるとピカピカに輝いていました。
むかって右が、下村社長、左側がメカニックの佐藤さん。

てなわけで、快晴ながら寒空のもと、初めてマンクスを操縦しました。シート位置を調整してから、キルスイッチをON、アクセルを踏み込んでキーをひねると2~3回のクランクで、1600ccのフラット4は突然ヒステリックに目覚めました。ディブ・ディールが「スワイン・ハント」のエグゾースト・ノートを「小さな虎のような雄叫び」と形容していましたが、まさにそんな感じ。IGNITE石橋君はバギーを選ぶ人を昔から良い意味で「世捨て人」と形容していましたが、この音を聞いた時、その意味を更に咀嚼できた気がしました。バギーの外観が恥ずかしいのは当たり前、おまけに音も野太くて、ファンベルトとマフラーは剥き出しなのです。世の中の皆さんゴメンナサイ。。

アクセルを踏まなくともクラッチリリースするだけで、僅か550kgの車体はするする走り出します。1速はやや低いので、早めに2速に入れて引っ張ります。明らかに迷惑なサウンドが後方から聞こえますが風で飛んでいきます。2~3速は多分クロスしているようで、乗り易い感じ。前後とも空いたので短距離ですが4速まで入れてみました。。。

楽しいの一言でした。楽しさのあまり恥ずかしさは飛んでいく感じですね。自分だけの美意識、自分だけの価値観。世の中が指をさして笑おうが全然OKです。どうぞ笑ってください。私は安全運転で死なないように楽しくいきますよー。

さて、とはいえ緊張していたせいか、あまり寒さを感じることも無くあっけなくガレージに到着。取り敢えずしばらくはここがマンクス君の仮住まいです。これからどうやってコイツと生きていくか。。

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ささやかなアドベンチャーの始まりです!


バギー