ポリトーイ製『アルファ・ロメオ 1750 GS ザガート』 つづき

2011.08.04ヴィンテージ・ミニチュアカー

ポリトーイ製『アルファ・ロメオ 1750 GS ザガート』
のギミックは製造年次を考えると驚異的である!

 前回に引き続きポリトーイズ1967年頃の傑作、『アルファ・ロメオ 1750 GS ザガート』のお話です。実車同様にこのモデル自体も少量生産だったということに加えて、その精密さゆえにいまだに語られることが少なくないモデルです。

 小ぶりなボディはボンネットとドアが開閉可能、プラ製ディテールがふんだんに奢られて華のある風情です。加えてギミック。

 この時代、このサイズにして、ステアリング・ホイールと前輪が連動してステア可能!リアにはコイルによるサスペンション機能も備え、タイヤを沈ませると、サスアームやデフも沈み込むという凝った作りです。

 しかもこれだけ凝った作りながらプロポーションも素晴らしい。作り手のプライドと愛情が伝わってくるようなミニチュアカーです。

 玄人筋(?)から圧倒的な評価を受ける全盛期のポリトーイズ製モデルの中でもまさしく傑作と呼ぶにふさわしい1台と言えましょう。


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