メイヤーズ・マンクスを買う
2017.02.18バギー
一昨年、昨年と父母が相次いで亡くなり、自分自身も今年で55歳という、昔のサラリーマンなら定年退職の年齢に到達した事もあり、ひとつ決心しました。
大した話ではないですが、健康で頑張れる間に欲しいクルマに買って乗る、ということです。
今までも勿論それなりに楽しくクルマに乗ってきましたが、常に何らかの制約の中での選択でした。
しかし今回は、
コスト以外の制約はとっぱらっての決断です。
私は愚かな事に、どうしても1960〜70年代のバギーが欲しかったのです。
当時のバギーと言えば、
メイヤーズ・マンクスかEMPIインプが王道、
それ以外にも沢山のコピー商品がありましたが、王道はマンクスとEMPI。
そして私はこの2台を低能なりに比較検討した結果、
マンクスを買う事に決めたのです。
その理由は、EMPIインプは車幅が大きく3ナンバー、
対してマンクスは基本的に5ナンバーでクルマが小さい。
フォルムやディテールもシンプルなマンクスの方が、自分の好みには合っていました。
メイヤーズ・マンクス社は現存していて、
実は昨年から当時のマンクス2の型を利用して
ボディキットの復刻を開始しました。
しかし私はあくまで当時ものが欲しいのと、
好きな色にリペイントしたいのと、
更にはショートホイールベースのシャシー、
エンジン等一式もまとめて必要なので、
安価なレストアベースを、神奈川県の空冷VW専門店、Ks Collection(ケーズコレクション)
さんにお願いしてアメリカ国内で、
探してもらいました。
そして遂に昨日、そのマンクスが同店に到着!
というわけで、
親友イシグロンと共にお邪魔してきました!
55歳になろうかというアホ面をご覧下さい!
奥に見える白いカルマンギアとほぼ同じ位置に後輪があるのに前輪の位置が全く違います。マンクスのホイールベースが如何に短いかが理解できます。
フラット4エンジンは1.6リッターのF型。シャシーは1962年です。
ステアリング・ホイールはスーペリア製のカッコいい4スポークが付いていますが、
ちょっと実用には辛そうなコンディションなので、
サビを落として部屋のディスプレイにしようと思います。
ボディは1969〜70年に、僅か250台が作られたと伝えられている“マンクス2”。
フォルムはマンクス1と同じですが、リアデッキ部が一応シート形状になっているのが“2”の特徴です。
そんなわけでこれから頑張って働いて、レストア資金を捻出していかねばー! なのです。